こんにちは。統括マネージャーの岡村と申します。よろしくお願いいたします。
私が福祉の仕事に携わることになって20年近くが過ぎました。この20年の間に様々な人と出会い関わることで自分なりの「介護観」をもつようになりました。

今回はそのなかで私が常に意識しております「笑顔」についてお話しさせていただきます。
認知,症ケアの基本にはその方の「感情を理解する」、「自尊心を尊重する」「認知症の世界を理解する」などいくつかポイントがありますが
一番大切な事は
「笑顔で接すること」(もちろん時と場合によりますが)そして「笑顔にすること」であると考えています。
認知症になると物忘れを中心に色々な事ができなくなってしまいます。
ただ、何もわからなくなるわけでも、できなくなるわけでもありません。
何度も顔を合わせる事によって名前はわからなくても「あ~あんたか」と覚えて下さっています。
そしてこちらの表情をよくみておられます。
認知症がすすんでも、相手の表情から喜怒哀楽の感情を読み取る能力はさほど低下しないことがわかっています。
いつも笑顔で接していることでBPSD(周辺症状)が軽減されることも報告されており、言葉でコミュニケーションが取れない場合でも、笑顔で接することが重要です。
理解してもらおうとあれこれ説明するよりやんわりと優しく接することのほうが大事です。
私達も難しい話で説明されるよりも、ちゃんと自分の話をきいてくれる方のほうが接しやすいのは同じだと思います。
また、これは利用者様に対してだけではなくスタッフ間でのコミュニケーションでも大切な事で、ある施設では笑顔になる回数が増えることで幸福感が増して離職者が減ったそうです。
1人1人が笑顔を意識するだけで全体の雰囲気が変わり利用者様もスタッフも楽しく過ごすことができるのです。

私達カスタネットは、「カスタネットに携わる人たちが心豊かで、元気いっぱいの楽しい会社であり続けること」を目標にしています。
コロナ禍で笑えない日が続いておりますが、笑顔を絶やさない会社であり続けたいと思います。
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